アジサイ

アジサイ科アジサイ属。

アジア、北アメリカに約40種類が分布する低木で、日本には約10数種があります。アジサイの花は両性花と装飾花の2種で構成されています。両性花は生殖能力のあるいわば花の本体で、雄しべと雌しべを持ちますが、開花してもあまり目立ちませ ん。装飾花は大きな花びら(じつは萼)をもっていますが雄しべや雌しべが退化しており、実を結ぶことはありません。アジサイの花を見て多くの人が「外見上 の花」と認識している部分はたいがいが装飾花です。

また、アジサイは土の酸度がひとつの要因となって花色が変化し、アルカル性で赤っぽく、酸性で青っぽくなるとされます。 しかし、種によって変化には強弱があり、すべてのアジサイに当てはまる性質とは言えません。アジサイの名前は藍色の花が集まるという意味の「あづさあい(集真藍)」が変化したものと言われています。シーボルトはアジサイにハイドランジア・オタクサという学名を付けました。オタクサの名前はシーボルトの愛人「楠本滝~通称、お滝さん」の名前から付けられたといわれます。

 

お隣の開成町であじさい祭りが始まりました。水田地帯の農道・水路沿いに約5000株のアジサイが植栽されています。田植え直後の緑一色に染まった田園風景と虹色に咲き誇るアジサイのコントラストが見事にマッチしています・・・と言ううたい文句です。アジサイの向こうに富士山が見えるのも良いみたいですね。

私個人的には農道に植えられたアジサイよりは、大雄山最乗寺の参道のアジサイのほうが風情があって好きですけど。でも、あじさい祭り、毎年観光客が大勢訪れるそうですよ。

 

ところで、我が家のアジサイ、株の大きさの割には花付が悪くて、どうしたのかと思っていたのですが、理由がわかりました。アジサイはほおっておくと大きくなりすぎるので、毎年剪定していたのですが、どうやらその時期を間違えていたようです。アジサイの剪定は遅くとも7月中には終わらせないと、すでに準備できている来年の花芽を切ってしまうのですって。去年は8月末くらいに剪定したかも。。。今年は早めに切らなくちゃ。