フランネルソウ(スイセンノウ)

ナデシコ科リクニス属の多年草。南ヨーロッパ原産。

ビロードのような白い毛の生えた茎や葉と、小さいけれど目立つ紫紅色の整った花が魅力的です。夏から秋にかけて花茎を分枝させその頂部に一重の五弁花をつけます。白花もあります。茎葉の柔らかな綿毛が手触りがよいことから「フランネルソウ(フランネル草)」と呼ばれています。和名は「スイセンノウ(酔仙翁、水仙翁)」。また葉がふかふかして、ろうそくの芯に適していることから「ランプの花」とも呼ばれます。実際に綿が不足している時代には、この葉の綿毛使って、ランプの芯の代用していたこともあったそうです。

 

こぼれ種でもよく増えるフランネルソウ。我が家の株は植えた覚えがなく、たぶん、何かの苗に付いていて生えてきたのだと思います。今では庭のあちこちで、もう何年も毎年花を咲かせています。