シロバナヒガンバナ

ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草。彼岸花の名は秋の彼岸ごろから開花することに由来します。

別名の曼珠沙華は、法華経などの仏典に由来します。

シロバナヒガンバナは、赤いヒガンバナと黄花種のショウキズイセンとの自然交雑から生まれたそうです。花色は純白というわけではではなく、クリームがかった白、うすいピンクがかった白、濃い目のピンクなどいくつかの変異が見られます。園芸品種として販売されていますが、真っ赤なヒガンバナに比べるとまだまだ珍しい感じがしますね。

真っ赤な普通のヒガンバナは日本全国どこでも見られますが、自生ではなく、また日本に存在する彼岸花は種子で増えることができないため、中国から伝わった１株の球根から日本全国に株分けの形で広まったと考えられます。有毒植物で、特に鱗茎（球根）にアルカロイドを多く含みます。
　

写真のシロバナヒガンバナは四国の実家に咲いているものです。赤いヒガンバナよりも花弁の幅が広くて、ちょっと豪華な感じ。とてもきれいです。

それにしても、ヒガンバナって本当にお彼岸に咲くんですよね。

今日は彼岸の入り。高松市内を車で走っていると、ちょっとした空地や畦道に真っ赤なヒガンバナがたくさん咲いていました。きっと南足柄でも同じだと思います。