ハラン

クサスギカズラ科ハラン属の常緑多年草。ハランは、常緑樹の下や北側の日陰でもよく育ち、庭で親しまれています。

根茎は長く伸び、葉はつやがある深緑色の楕円形で長さが50cmを越えます。斑入りなどの品種もあります。葉は生け花 やフラワーアレンジメントにもよく利用されます。花径4cmほどの壺形の花が3月から5月に株元に咲きますが、葉に隠れて目立たず、気づかれないことも多いようです。

葉には殺菌作用があり、和食での料理の盛りつけや料理の飾りにハランの葉を包丁で細工したものを使うことがあります。折詰や刺身に付いてくる「緑色のプラスチックシート(バラン)」はこのハランの葉の飾り付けを模したものです。もともとは中国の大きなランという意味の「馬蘭(バラン)」と呼ばれ、のちに「葉蘭(ハラン)」と呼ばれ るようになりました。

 

昨日からおせちの準備をしてきました。夕方には、予定していたものをどうにか作り終え、御重に詰めました。おせちの写真は今度アップしますね。

御重に詰めるときにお料理とお料理の間の仕切りに庭の隅に植えてあるハランの葉を使ってみました。我が家のハランは本当にほったらかしで、おせちに使うとき以外ほとんど見向きもせず、実は花も見たことがありません。ちょっと可哀想だったかも。今度の花の時季には写真を撮ることにしますね。