ヒメリュウキンカ

キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草。

ヨーロッパからシベリアにかけて広く分布している野草です。

夏に地上部がない夏眠性の植物で、秋が深まるころから芽を出し始め、冬の間も少しずつ芽を伸ばして葉を開きます。葉は暗緑色のハート形、春になると花茎を伸ばして表面に光沢のある3~4cmの黄色い花を次々と咲かせます。基本は黄色の一重咲きですが変化が多く、白花、バイカラー、八重咲きなど個体変異も多く、葉の形や斑入りなど葉の模様にも変化があり、多くの品種が生産され流通しています。

非常に丈夫な植物であることも含め、世界中の愛好家に親しまれています。

花が終わると結実し、晩春のころには小さな金平糖のようなタネをつけ、葉は次第に黄変して休眠に入ります。

キラキラと太陽に輝かせながら開くさまは、あたかも小型のリュウキンカのようです。

しかし、日本に自生する山野草のリュウキンカはリュウキンカ属であり属が異なります。

一見よく似た花ですがリュウキンカの花弁に見えるものは実は萼であり、花の裏には萼が無いように見えます。ヒメリュウキンカのは花弁であり、その裏には萼があります。

 

さて、昨日から四国の実家に帰省しています。写真のヒメリュウキンカは実家に咲いているのものです。南足柄の我が家にはシロバナのヒメリュウキンカがありますが、まだ咲きそうではありませんでした。やはり四国のほうが暖かいのか、キバナ種とシロバナ種の違いなのか。そういえば我が家のシロバナ種はもっと小さいし、あんまりこぼれ種で増えたりしませんが、実家のこのヒメリュウキンカは大きいし、どんどん増えるようです。キラキラ輝く黄色い花はとっても♡かわいい♡。苗をもらって帰ることにしよう。