クリスマスローズ

キンポウゲ科ヘレボラス属。

ヨーロッパ、西アジア原産の多年草。

清楚な印象と丈夫さからガーデニングでは定番の花になりました。うつむき加減の花を冬のまだ寒いころから咲かせます。よく目立つ部分は苞で、花期が長いのも特徴のひとつです。半日陰の庭でも花つきがよく重宝します。
寒い中でも常緑を保つ濃緑の葉は手のひらを広げたように裂けており、株元から四方に広げます。

「クリスマスローズ」の名前は、本来ヘレボラス属の中でも12月末頃に開花する「ニゲル」という一つの種につけられた名前ですが、日本ではヘレボラス属全体を指します。

日本では早春から春咲きで花色豊富な「オリエンタリス」の品種がよく見かけますが、早咲きの「ニゲル」、また両者の交雑種も出回っています。

 

我が家で今咲いている写真のクリスマスローズは「オリエンタリス」だと思われますが、以前「ニゲル」を植えたこともあるし、もしかしたら交雑種かもしれません。

ちなみに、イギリスではオリエンタリス種のことは「レンテンローズ」と呼びます。これはレント(四旬節)の頃に咲くので名付けられました。