トサミズキ

 マンサク科トサミズキ属の落葉性の低木~小高木です。日本原産。

高知(土佐)の蛇紋岩地に野生のものが多く見られるため、この名前があります。ミズキと名前が付きますが、ミズキ科ではなくマンサク科の植物です。これは葉の形がミズキ科の樹木と似てところにちなみます。早春に葉が出るよりも先に、淡い黄色の花を咲かせます。穂状花序で、垂れ下がるように7~10個の花をつけます。

 

お彼岸ですね。昨日は我が家の菩提寺である長泉院に、お墓参りにい行ってきました。

写真のトサミズキは長泉院の庭に咲いていたものです。

毎年春のお彼岸の時には美しく咲いて、お墓参りの私たちを迎えてくれます。

以前、お寺の方は「ヒュウガミズキ」だとおっしゃっていたのですが、ヒュウガミズキは一つの花序につく花が1~3個なので、たぶんこれはトサミズキではないかと思います。

同じマンサク科トサミズキ属のトサミズキとヒュウガミズキ。花は似ているのですが、トサミズキのほうが大きくなるので、家庭の庭木としては小振りなヒュウガミズキのほうがポピュラーのようです。