ウラシマソウ

サトイモ科テンナンショウ属の宿根草。

ウラシマソウは本州、四国を中心に、北海道や九州、の一部にも分布する球根植物です。

4月~5月、海岸付近の林床や人里近い林の木陰等で花のように見える苞を付けます。暗い紫色の苞は「仏炎苞 (ぶつえんほう)」と呼ばれます。

仏炎苞の名は、仏像の背景にある炎形の飾りに見立てたものです。

仏炎苞の中の花序があり、花序につく細長いひも状の付属物を、浦島太郎が釣り糸を垂れている姿に見立てて、この名があるとされています。

テンナンショウ属の植物はサポニンを含む毒草です。 噛むと強烈な刺激が舌に残ります。

 

 

写真のウラシマソウは小田原にある石垣山一夜城歴史公園の林の中に咲いていたものです。

昨日、小田原城址公園でお花見をした後、少し足を延ばして一夜城に行ってきました。

石垣山一夜城とは、秀吉が小田原を攻めるために一夜にして築城し、小田原城中の将兵の士気を失わせたと言われるお城です。

一夜城に行った本当の目的は、歴史公園の中にある一夜城YoroizukaFarmのカフェでケーキを食べること(*^^)v さすが人気パティシエのお店。美味しかったです( ^)o(^ )

ケーキを食べた後、せっかくなので歴史公園を散策してみました。林の中の散策道には写真のウラシマソウやシャガ、広場(二の丸跡)には桜やコブシが咲いていました。展望台からは小田原の街が一望できました。とても気持ちの良い公園でした(*^-^*)

公園内で撮ったシャガとコブシの花の写真もアップしますね。興味のある方は 続きを読む をクリックしてみてください。

シャガの花です。

アヤメ科アヤメ属。

冬でも葉の枯れない常緑性の多年草です。

4月~5月、アヤメに似た5~6cmの白い花を枝先に咲かせます。

ごく当たり前に日本各地の低地や人里近くの湿った森林に自生していますが、元々は中国原産の植物で古くに日本に渡来してそれが野生化したと言われています。

コブシの花です。

モクレン科モクレン属。北海道から九州、朝鮮半島南部の山地に自生する落葉性高木です。3月中旬頃、葉が出てくる前に6枚の花弁をもった大きくて白い花をたくさん咲かせます。

同属のハクモクレンに似ていますが、ハクモクレンは3枚のガクが白く、花弁が9枚あるように見えます。