ジャカランダ

ノウゼンカズラ科ジャカランダ属。

アルゼンチン・ボリビア原産の落葉高木。樹高は15mに達します。世界の熱帯・亜熱帯で広く栽培されています。熱帯では乾期の終わりに落葉した状態で花を咲かせ、その後に新芽を出します。ひとつの花房に50~90コの花を付け、満開時は木を覆うほどに咲き乱れます。花の色は淡い藤色で神秘的に美しく、「世界三大花木」のひとつとされています。葉は繊細で細かく、非常にやわらかな感じがします。

充分な大きさに育った木でないと開花は難しく、日本では鉢植えの若木を観葉植物として扱うことが多いようです。ただし、最近は国内でも暖かい地方で栽培され、名所となっているところもあるようです。近場では熱海市内に、お宮緑地「ジャカランダ遊歩道」が新名所としてオープンしたそうです。

ちなみに「世界三大花木」とは、ホウオウボク、カエンボク、ジャカランダのことです。

 

写真のジャカランダ、いつものバレエスタジオに通う道沿いにある大山豆腐山北工場に植えられているものです。高さは10mほどありますが、花は咲いたり咲かなかったり、と気まぐれで、昨年はほとんど咲かず、今年は二年ぶりの開花だそうです。気候の関係から、このあたりで、路地植えで花が見られることは大変珍しいと思います。お近くを通る方はぜひ見てください。新大口橋の上から見えますよ。