ハンゲショウ

ドクダミ科ハンゲショウ属の多年草。

北海道を除く日本、中国やフィリピンに自生します。茎葉を傷つけたり折ったりするとドクダミっぽ い臭いを放ちます。6月下旬から7月にかけて、花穂を伸ばし花びらを持たない白い小花を咲かせます。花が咲く頃、花穂のすぐ下の葉っぱの付け根に近い部分から先端にかけて白くなります。白い部分の面積はまちまちで、先端の方は緑色を残したままだったりします。

ハンゲショウは「半化粧」「半夏生」などの漢字があてられます。「半化粧」は花が咲く頃に葉っぱが半ば白く色づく様子が化粧をしているように見えるところに由来します。「半夏生」は夏至から数えて11日目、半夏生と呼ばれる日あたりに花が咲くところから。

 

そして、今年は今日が半夏生とのことです。我が家のハンゲショウはもうずいぶん前から花が咲いていますが・・・

ところで関西地方では半夏生の日にタコを食べる風習があるそうです。最近は我が家のあたりでも、その風習を根付かせようとしているのか、近所のスーパーでも「7月1日は半夏生です。タコを食べましょう。」なんて書いた張り紙がありました。

半夏生は農家にとって畑仕事や田植えを終わらせる目安となり、田植えを終えた農家が神様にタコを捧げて豊作祈願をした後に皆で食べたことが「半夏生にタコを食べる」になったそうです。